九九って早めに覚えさせたほうがいいの?
答えは…
かけ算の意味をを知ることのほうが先
かけ算の意味をしっかり理解し算数の力の基礎をつくるための5つのステップを紹介します
おもちゃで数のまとまりに慣れる
幼児期から始めたいなら、まず木のおもちゃで遊ぶ中で、きれいに列に並べて数のまとまりをつくることから始めましょう。
「きれいに並べたね。いくつあるのか一緒に数えてみよう!」
「5個の列が4つあると20個になるんだね」
など、一緒に遊ぶ中でかけ算につながるような声かけをしてあげましょう。
ブロックとしても遊べるし手先の訓練にもなります
日常生活の中でかけ算を体験させる
かけ算の基本は 〈一つあたりの量〉×〈いくつ分〉 です。
この基本に触れる体験を多くさせてあげましょう。
買い物に行ったり、お菓子を数えたりと生活の中に取り入れてみてください。
順番に唱える『じゅんばん九九』
〈一つあたりの量〉×〈いくつ分〉 に慣れてきたらカード、歌、ポスターなど子どもに合った
方法で順番に九九を覚えさせていきましょう。
大きい方から逆に唱える『さかさま九九』
大きいほうから下って唱える練習です。式とかけ算の答えを頭の中でより結びつけるのに効果的です。
ポスターや九九カードを逆に並べ替えると簡単に練習できます
ランダムに挑戦!『ばらばら九九』
九九を順番をばらばらにして出題します。
上のゲームは自作の学習ゲームです。緑の旗のマークを押すとプレイできます。レベル3はランダムに出題にされるのでやってみてください!
九九カードをシャッフルしてもいいですね。
ゲーム感覚で楽しく復習するのも◎
さらに上のレベルを目指したいなら…
100マス計算
縦10×横10のマスの左と上にある数字がそれぞれ交差するところにかけ算の答えを記入していく計算トレーニングです。
慣れれば小学1年生や幼児からでも取り組むことができ、計算力のほか、集中力も身に付きます。
答えを塗ると絵になるタイプもあり、楽しみながら答え合わせができます。
穴埋め問題
さらなるかけ算の定着になるだけでなく、わり算への橋渡しになります。
すきるまドリルやぷりんときっずなどのサイトで印刷できます
インド式計算術
普通なら筆算を用いる2桁以上の四則計算を、少しの工夫ですぐに暗算で解けるようになります。
この本の解法をマスターすれば、確実に計算が速くなるだけでなく、「自分は計算が得意になったぞ」という自信がつきます。
かけ算だけでなく、たし算、ひき算、わり算のコツも網羅してあり、おすすめの本です。
5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
「5年生までに」とありますが、たし算、引き算の筆算が身に付く2年生から始めることができます。
レベルごとに目標タイムがあり、時間内に全問正解できるようになれば次にレベルに進めるようになっています。
目標タイムはシビアですが、この本でトレーニングを積めば、受験にも対応できる計算力が身に付きます。
この記事では、子どもの計算力を磨くアプローチについて解説してきました。
まず大事なのが、暗記の前にかけ算の意味をしっかり理解させること
具体的なステップは、
- おもちゃで数のまとまりに慣れる
- 日常生活の中でかけ算を体験させる
- 順番に唱える『じゅんばん九九』
- 大きい方から逆に唱える『さかさま九九』
- ランダムに挑戦!『ばらばら九九』
- 100マス計算
- 穴埋め問題
- インド式計算術
- 5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
などのアプローチを紹介しました。
九九は今後の算数、数学の基礎となっていくとても大事ものです。ここでつまずかないように丁寧に教えていきたいですね!