子どもの計算力に大きな差がつくのはいつの時期?
答えは…
小2の時期
これらの一生使っていく計算の基礎が詰まっているからです。
だからこそ、小2の計算の力を徹底的に鍛え上げれば…
毎日5分でも計算トレーニングの時間を取ることが大切!
具体的なトレーニングの方法とおすすめのドリルを紹介していきます
時間を計って記録する
だらだらと計算練習に取り組んでも、力は伸びにくいです。
5分程度でも、時間を計って計算に真剣に取り組む時間を作れば、集中力がつき、成長も実感できます。
学習におすすめのタイマーも紹介しておきます。
タイムを表やグラフで記録していくとさらに力の伸びが実感できます。
100マス計算
縦10×横10のマスの左と上にある数字がそれぞれ交差するところを足したり引いたりした答えを記入していく計算トレーニングです。
慣れれば小学1年生や幼児からでも取り組むことができ、計算力のほか、集中力も身に付きます。
答えを塗ると絵になるタイプもあり、楽しみながら答え合わせができます
インド式計算術
普通なら筆算を用いる2桁以上の四則計算を、少しの工夫ですぐに暗算で解けるようになります。
この本の解法をマスターすれば、確実に計算が速くなるだけでなく、「自分は計算が得意になったぞ」という自信がつきます。
かけ算だけでなく、たし算、ひき算、わり算のコツも網羅してあり、おすすめの本です。
5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
「5年生までに」とありますが、たし算、引き算の筆算が身に付く2年生から始めることができます。
レベルごとに目標タイムがあり、時間内に全問正解できるようになれば次にレベルに進めるようになっています。
目標タイムはシビアですが、この本でトレーニングを積めば、受験にも対応できる計算力が身に付きます。
生活の中で計算する習慣をつくる
身近な題材を使って計算をしてもらうことで、自然に計算の習慣化につながります。
「おやつ係」に任命してお金の計算をさせたり、「時計係」に任命して、時間の計算をさせたりと子どもが計算したくなるしかけをつくるといいです。
「時計係」には子どもが読みやすいMY腕時計を渡すのがおすすめです。
単純な計算に慣れる
計算が苦手な子は単純なたし算ひき算の繰り上がり繰り下がり、かけ算、わり算が完全に身についてないことが多いです。
式を見ただけですぐに答えが頭に浮かぶレベルになるまで反復練習を継続すると自信も計算力もついてきます。
道具やクイズなど子どもが気軽にできる練習できる形式を選べるといいですね。
そろばん・習い事で学ぶ
10年以上教員として見てきても、計算が得意の子はやはり、そろばんやくもんなどの習い事をしている子も多いです。
そろばんは、基礎をyoutubeで学んだり、アプリで体験できたりするので、いきなり入会するのではなく試してみるのもいいですね。
本で数への興味をもたせる
【算数が好きになる本 算数を学ぶ意味と方法がわかる】
算数につまづきやすい、小学高学年から中一くらいの算数・数学の基本を「なぜこの考え方が世の中で必要なのか」「どうしたら出来るようになるか」の二方向から教えてくれます。
【考える力が身につく!好きになる 算数なるほど大図鑑】
小学校6年間で習う算数を身近な例を交えてイラストや写真を用いて、わかりやすく解説した図鑑の改訂版です。小学校で学習がスタートしたプログラミング、データ分析に役立つ統計、急成長するIT技術に用いられる数学など、知っておきたい注目のトピックスが満載です。
【オールカラー マンガ 算数に自信がつく! 数字の世界】
マンガで楽しく読めるストーリーで、数のきまりから、小数と分数、約数と倍数、割合や比、単位まで、小学生が疑問に感じることの多い項目を中心に、実際の問題を解きながら解説しています。
ゲームで楽しく学習
自作の学習ゲームです。緑の旗もマークを押すとスタートします。ぜひプレイしてみてください。
この記事では、子どもの計算力を磨くアプローチについて解説してきました。
まず大事なのが、毎日5分でも計算トレーニングの時間を取ること
具体的には、
- 時間を計って記録する
- 100マス計算
- インド式計算術
- 5年生までにマスターする山本塾の計算ドリル
- 生活の中で計算する習慣をつくる
- 単純な計算に慣れる
- そろばん・習い事で学ぶ
- 本で数への興味をもたせる
- ゲームで楽しく学習
などのアプローチを紹介しました。
計算力をしっかり磨き上げれば、中学、高校、その後の人生にも大きなプラスになります。毎日コツコツとトレーニングを継続していきましょう!